【DIYの測る】コンベックスとは。細かい使い方と選び方の注意点をご紹介

0.DIYの測るConvexとは DIY

DIYの測る道具

コンベックスについて細かな使い方や選び方をご紹介します。

 

この測る道具

みなさんはどのように呼んでますか?

 

「メジャー」「スケール」などが

一般的な呼び方だと思っていましたが

 

正式名称は「コンベックスルール」と言います。

 

コンベックス(convex)の訳は「凸面、凸状」の意味。

ルール(rule)には多くの意味がある中で「物差し、定規」の意味があります。

 

正式名称はちょっと長いので以下「コンベックス」と呼びます。

 

「メジャー」「スケール」と

呼んでも間違いでは無いので

呼びやすい名前で呼びましょう。

 

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各部の名称を知る

各部の名称と機能を説明します

各部の名称

1.Convexの各部名称

 

機能解説

移動爪と固定爪があります。

 

移動爪は

爪の厚みを考慮し爪が移動することで0基点の位置を変える仕組みです。

2.機能解説 Convexの移動爪の仕組み
写真出典:https://jpn.tajimatool.co.jp

固定爪は

爪が固定されており引っ掛けて使う用途専用です。

0基点は爪の内側で移動爪より測定値に誤差が出づらいです。

 

テープ

テープの素材には

・スチール製

・ステンレス製

2種類あります。

さらに

テープの表面には耐久性を上げるためのコーティングが施されています。

 

そして

目盛りには

・ミリメートル目盛りだけの物

・尺相当目盛りが併記されている物

この2種類があります。

 

下の写真はミリメートル表示です。

3.機能解説 テープの目盛「ミリ」表示

 

こちらは尺目盛りが併記されてます。

4.機能解説 テープの目盛「尺」表示
写真出典:https://jpn.tajimatool.co.jp

 

その他に

ヨンゴーゴーピッチ表示と言って

455ピッチのツーバイフォーパネル工法に使える印が表示してあるものもあります。

矢印部に印があります。

5.機能解説 テープの目盛「455」

 

ロック

このロック機構は

テープを好きな位置で止めてくれる機能なので

コンベックスから手を離して作業する時にとても便利です。

6.機能解説 テープをロックするには下にスライド
下にスライドでロック
7.機能解説 テープのロックを解除するには上にスライド
上にスライドで解除

 

安価な物の中にはロックした後にテープが動いてしまう物も

ありますので注意が必要です。

 

本体

本体には

弾性樹脂やアルミダイキャストなど

さまざまな素材でできたものが販売されています。

 

デザインも

シンプルな物からG SHOCKのようなごっつい物まで

色々あり選ぶのに迷ってしまいます。

 

ストラップ

手首などに通しておくと落下防止になります。

 

ベルトクリップ

ベルトなどにかけることで携帯できます。

 

測り方の基本を知る

コンベックスの測り方を学びましょう

 

コンベックスは爪を引っ掛けて測るが基本です。

実際に測ってみましょう。

 

爪を引っ掛けて測る

1、爪を引っ掛ける。

8.測り方 測定物の恥に爪を引っ掛ける
端に爪を引っ掛ける

 

2、本体を引っ張る。

9.測り方 Convexの本体を引っ張る
テープを引き出す

 

3、テープの目盛りを読む。

10.測り方 テープの目盛りを読む

この3STEPで寸法が測定できます。

 

引っ掛けることができない時

1、テープを引き出す

11.測り方 テープを引き出す

 

2、爪を押し当てる

12.測り方 壁に爪を押し当てる

 

3、テープの目盛りを読む。

13.測り方 テープの目盛りを読む
真上から目盛りを読む

 

幅の狭いものを測るとき

テープの裏面(凸側)にある目盛りを利用すると

テープが測定物に密着するので目盛りが読みやすくなります。

14.測り方 テープの裏の目盛りを読む

 

測定する時のポイント

寸法測定をする時のポイントを3つご紹介します。

 

測定するものと平行にテープを伸ばす

▼平行の目安が付けやすい
 測定物の端に沿って伸ばすことで
 正確に測定できます。

15.測定要領 測定物の端に沿って伸ばす

▼中央で測定すると
 平行の目安が無いので
 斜めに測定してしまう傾向にあります。

16.測定要領 測定物に平行の目安が無い所で測らない

 

目盛りは上下の線が合った所で読むようにしましょう

▼目盛り線の上下が測定物の端に合ったら
 目盛りを読みます。
 

17.測定要領 測定物の端と目盛を平行に合わせる
上下で線のあったところ

▼目盛り線が上下でズレている場合は
 平行に測れていない可能性があるので
 全体を見て平行に測れているか確認する。

18.測定要領 測定物の端と目盛り線が斜めにずれている
斜めに測定している

 

目盛りは真上から読む事で正確に測れます

▼真上から見ることで目盛り線が正確に
 読むことができます。
 

19.測定要領 テープの目盛は真上から読むこと
真上から目盛りを読む

▼テープが湾曲して目盛り部分が
 浮いているので斜めから見ると測定値が
 変わってしまいます。

20.測定要領 テープの目盛を斜めから読まない
斜めから目盛りは見ない

 

ケガキ線を書く時のポイント

テープ断面が湾曲しているので

目盛りのある端は浮いています。

ケガキ線を書く時は

テープを密着させた状態でケガクようにしましょう 

21.ケガキ線を書く時はテープを密着させる

また

ケガキ線が「 線 」だと

どちら側で寸法を測ったか分かりづらいので

「 V 」印にした方が一目でわかります。

22.ケガキ線はV印で書く

 

 

使う前に点検するクセをつけよう

ここでは

コンベックスの使用前点検について

お話しします。

 

コンベックスを落とした。

テープが曲がってしまった。

 

コンベックスにダメージがあった場合

正確に測れなくなっているかもしれません。

 

コンベックスが正常に使えるか

使用前に点検するポイントをご紹介します。

 

点検項目

爪の曲がりや可動するかの確認

爪が曲がっていないか確認します。

落下によって爪がダメージを受けると簡単に
曲がってしまいます。
 

23.点検項目 爪の曲がり具合を確認

移動爪が動くか確認する

スムーズに移動するか動かして見ます。
サビていたり曲がっていると動かない場合が
あります。

24.点検項目 移動爪の可動具合を確認

 

テープの折れ、ねじれ、サビ等の確認

▼目盛り部が曲がってしまうと
 正確に寸法が測れません。
 

25.点検項目 テープの折れを確認

▼ねじれていると引き出した時に
 テープがバランスを崩しやすくなり
 直ぐに折れてしまいます。

26.点検項目 テープのねじれを確認

▼サビてしまったコンベックスです。
 一度濡れて放置するとこうなります。

27.点検項目 テープの表側の錆を確認

▼裏面も擦れてるところにサビが広がり
 収納もスムーズに動きません。

28.点検項目 テープの裏側の錆を確認

 

テープがスムーズに出し入れ出来るか確認

本体からテープを出し入れしてみてスムーズに動いていれば大丈夫です。

使っている時に

テープが戻らなかったり引き出すときに固かったりすると

とてもイライラします。

29.点検項目 テープの可動がスムースか確認

 

 

目盛りの確認方法

爪やテープなどにダメージを受けた場合に

正確に測れているか確認する方法をご紹介します。

 

・100切り確認

1、適当な測定する物を用意します。

2、爪を引っ掛けて通常の測定をします。

30.目盛りの確認 基本の測り方で測定

 

3、テープの目盛りを10cmずらして再度寸法を測定します。

▼目盛りの「10」を端に合わせる。
 

31.目盛りの確認 目盛りの「10」を端に合わせる

▼最初の寸法より10cm違う測定値なら
 OKです。

32.目盛りの確認 「10」引いて目盛りを読む

測定値に誤差がある場合は何か問題があります。

使用前点検に沿って各部をチェックしてみましょう。

 

使いやすいものを選ぶポイント7選

DIYで使いやすい

コンベックスの選ぶポイントをご紹介します。

 

長さ

・3m〜5mぐらいが扱い安いです

長くなるにつれて本体が大きくなるので持ちづらくなります。

・19mmから25mmがちょうど良いです。

伸ばした時に折れにくいのでこのサイズをオススメします。

重さ

・220g ぐらいが持ちやすくて使いがってが良いです。

33.選び方 Convex重さ 220グラム

 

テープが長いものはその分重くなりますので使う用途によって使い分けます。

長さが5mを超えてくると結構重く感じます。

34.選び方 Convex重さ 382グラム

 

ロック機能

ロック機能は付いている物をオススメします。

テープを引き出した時に固定しておけるので手を離す事が出来ます。

 

目盛り

ミリメートル目盛りの表示があれば良いです

尺目盛りは建築関係の仕事で必要だと思いますが

一般的なDIYではあまり使う機会が無いです。

 

テープ芯の材質

屋内使用が多いならスチール製でOK。

屋外でも使用する機会が多い時はステンレス製を選びましょう。

コンベックスを構成するネジや内臓するバネもステンレス製の物があります。

 

デザイン

用途にあった使いやすい物を選ぶようにしましょう。

ですが

どうせ選ぶなら「カッコイイ」とか「かわいい」で選んでも

全然良いと思います。

  

DIYにおすすめのコンベックス5選

使いやすい物を厳選しました

選ぶ際の参考にしてくださいね

 

 

自宅DIYにおすすめ

手になじむシンプルなデザインで女性でも持ちやすく扱い易いです。

基本情報:
長さ:5.5m
幅 :19mm
重量:230g

 

シンプルでサビにくい 屋外使用が多い方に

テープと内部バネにステンレス材を使用。テープにはシリカコート採用で耐摩耗性が大幅に向上しています。

基本情報:
長さ:3.5m
幅 :19mm
重量:191g

 

衝撃に強い アーマードケース

不意な落下でも爪やテープを守ってくれるので安心です。デザインも比較的シンプルで持ち易いです。

基本情報:
長さ:5.5m
幅 :25mm
重量:315g

 

コストパフォーマンス重視の方に

特許取得のテープを引き出すと止まるオートストップは何気に使い易いです。

基本情報:
長さ:5.5m
幅 :19mm
重量:240g

 

目を引く コンパクトさ

同サイズの物と比べるとひと回りコンパクト。手にスッポリおさまる大きさです。

基本情報:
長さ:5.5m
幅 :19mm
重量:222g

 

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最後に

お疲れさまでした

 

コンベックスは

DIYにとってとても重要な測る道具になります。

 

購入する際は使用用途に合わせて選ぶようにしましょう。

 

使いやすい物を使用することで

作品の仕上がりに差が出てくることは間違い無いです。

 

作品が出来上がった後に

「コンベックスがいい仕事してくれたな」

と、コンベックスに愛着が湧いて頂けたら嬉しいです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

少しでも何かの参考になれば幸いです。